『Philosophy of Science』読書会 第2章
『Philosophy of Science』読書会 第2章
日時省略
第2章「なぜ科学哲学が大事なのか」
概観
科学的知識とそれ以外とを峻別する必要がある。急務である。
公共政策や個々人の幸福も依拠してる
科学は、哲学にも文化にも影響を与えてる
まとめ
客観的知識の源泉としての科学の特権的な位置
なにゆえ確保 (secure) できるのか?
科学は reality(現実、真実、実在)を記述する。
第2章(議論)
論点
言語が難しいのでは?
科学という制度を真に受容するには西洋哲学が必要では?
↔️ 西洋文化の侵略的な影響。多様性の減少。
原子論
還元主義は普通
cf. 論理学的還元 by ラッセル
e.g. トマス・アクィナス
無限なる神への還元
→ 有効・無効はケースに依るのでは?
科学による還元主義という思考停止 → 誤読
俗説は悪か?
cf. ゲーデルの晩年の哲学研究
フッサール、新カント学派
なぜ科学が成功してるのか。この理由が説明されるべきだ。
いくつもの原因がありえる
言語?制度?思想?
哲学などへの影響。相互作用。文化的損失。
科学 → 哲学
evidence-based
(自然)哲学の復権運動とも見れる
逆も然り
哲学で思弁的に語る余地が生れた
反動運動が出た
議論
日本の明治時代「和魂洋才」
「非科学的」が悪口になってる。科学“一神教”の価値観が支配的になってる。
知識論
なぜ科学的知識・非科学的知識という区分があるのか
なぜ特権的な知識が生れてるのか
権威性
cf. 『プラスチック・ワード』
科学には思考の自由度がない
論理的帰結は自動的に決まる
クリエイティビティーがない
科学は集団的なプロジェクト
意外に自由はない
予算配分による制限
e.g. 生物学の lab slave
→科学制度の話
高度に社会化された
もはや個人で実践できるものではない
→抽象物になったので、哲学の対象になった
科学を哲学すること自体がヘン?
→ 哲学は最後に来る
信念体系の整理
e.g. アリストテレスの『メタフィジクス』
「メタ-」= 後
フィジクスのあと
つまり原点回帰
科学の内外からの監視
感想
科学の影響を吟味すべき
善し悪し両面
悪影響は言いすぎ
信念体系の整理
哲学の利用法がある
意外に単純wint.icon
これが市民が監視できる理由だろうwint.icon